MarCalmaのtoccoです。
得たものは必ず失う…それってほんと?
平家物語にもあるように、栄枯盛衰という概念は日本に古来からある。
もしかしたら、地球上でそういう定説があるのかもしれない。
さて、自分の場合。
その定説は過去の自分に根差していた、ガッツリと。
なかなか根が深くて、抜けきらなかった。
幸せは長くは続かない。
得たものは失われる。
形あるものは壊れる。
などなど、破滅思考的なものの見方。
…でも、ふとある日思った。
ほんとにそ~なのか???
よくよく振り返ってなぞってみたら、それらは単なる思い込みだったことに気づいた。
自分を悲劇のヒロインに仕立てあげるための。
その当時は、怒ったり、泣いたり、落ち込んだり、悔しがったり、自分自身を蔑んだり、はたまた自分以外の人や物や出来事を憎んでみたり。
その自分の気持ちの数々を、自分の心と体で、苦く痛く味わい尽くした。
入り浸り…という表現があるが、まさに、その感情達にどっぷりと入り浸った。
長く重苦しい時間が経ってから、それらの感情は、その思い込みにかなりの割合で起因していたのだ、と気づいた。
そして、重い鉛を抱え込んで海中に沈むような経験が精一杯できたことを、そんな漆黒の経験からもがき抜けた自分に、「よくがんばった」って声をかけて、自分をあったかく抱き締めた。
今は、こう思える。
どんな状況でも、幸せはずっと続く。
形が変わっても、得たものはずっと続く。
そう信じられる。