MarCalmaのtoccoです。
私が読んだ本をご紹介するコーナー。
題名:早く絶版になってほしい#駄言辞典
編者:日経xwoman
出版社:日経BP
この本は、日本で無意識に使われ続けてきた男女差の偏見に基づく言葉をX(Twitter)で募集したものを、どどーんと紹介しています。
本の紹介文にはこうあります。(以下引用)
心を打つ「名言」があるように、心をくじく「駄言」(だげん)もあります。
駄言には無意識の思いこみ、特に、性別のステレオタイプによるものが多くみられます。
これは、そんな滅びるべき駄言を集めた辞典です。
駄言を言う人が思いとどまり、
駄言を言われた人が「それ駄言ですよ」と言える世の中にするために。
すべての人が自分らしく生きられる世の中にするために。
「絶版」を目指して、つくりました。
昭和世代の自分にとって、子どもの頃から(は?なんで?)と違和感に思ってきた親や周りから言われ続けてきた言葉が満載で、苦笑の連続でした。私は、子どもの頃からブルーが好きだったのに、周りからの「女の子はピンク」圧に苦しめられたことを思い出しました。
子どものときから大人になるまで、というか、今でさえも、(これが日本の常識なんだなあ・・もうそう思っとけばいっか)という諦め感はずっと自分にある。一方で、嫌がおうにも自分に刷り込まれた偏見も、悲しいかな、あるんだと思う。
でも、ようやくこういう本が出てきたり、多様性が語られるようになった最近、そういう偏見から自由でいたいと思う。
昔のテレビのCMで「男は黙って・・・」みたいなフレーズを聞いた時、子どもの私は、母親に「男は黙って・・って、どういう意味?なんで男の人は黙ってないといけないの?」とたずねたことがある。
子どものころもわからなかったし、今も、黙っている男の人より、話してくれる男の人が好きだ。