MarCalmaのtoccoです。
私の大好きなピアニストについて。
フジコ・ヘミングさんというピアニストが、先月亡くなった。92歳でこの世を去る直前まで、ピアノを弾き続けていた。波瀾万丈の人生だったと言われる。
フジコさんのファンは多い。私もフジコさんが大好きだ。
リストの「ラ・カンパネラ」はあまりにも有名だが、私は、フジコさんが弾くショパンが好きだ。なんだろう、心が揺さぶられるのだ。
インタビューなどで彼女が話すときに躊躇なく選ぶ言葉も好きだった。
かっこいい人、自由な人、潔い人、自分を貫く人。私のフジコさんの勝手なイメージだ。
そして、クラシックは優等生的な音楽という私のそれまでのイメージを、フジコさんは取っ払ってくれた。
フジコさんが弾くと、その曲自体が生き物になって、私の心に入ってくる感じがした。
以前、名古屋でもピアノソロコンサートがあり、聴きに行った。
協奏曲をオーケストラと共演することもあったが、私は、フジコさんのソロがとても好きだった。
そのフジコさんは、一人を好んだ。何びきもの猫達と一緒に、ピアノを弾きながら、暮らした。そういう生き方をフジコさんが選んでいたのも、私は好きだった。
私のフジコさん愛を、つらつらと語ってしまった。
なんだか、ファンレターみたいになってしまったけれど、書きたかったので。
