MarCalma~マールカルマ~

フラメンコとヨガと日々思うこと@名古屋

本当のことを

MarCalmaのtoccoです。

大人になるとどうしても、本当のことを100%全力で言い切ることが難しくなりませんか?状況によっては、本音と建て前というよりもっと曖昧に仕上げようとしたりして。

例えてみると、レンチンするとき食べ物によってはふわっとラップをかける、的な。かけてもかけなくてもいいラップなのかもしれないけど、かけておく。でも、ピッチリとラップをすると爆発しそうだけどかけなきゃかけないでダメになる。だから、ふんわりと。

ネット上の文字でのやりとりも、単語や文体の選び方やフォントの形などで、言葉から広がるいろんなことを、読む人は感じ取っていく。だからこそ、相手がなるべく不快にならないような表現を考える。。。相手の気持ちに負担にならないように。相手に対する気遣いや敬意を表すために、私たちは高度なやりとりをしてるんだなあと改めて思います。

さて、学生の頃、私は一時期、うっそ~?!が口癖でした。そんなある日、友達に「うそ言うはずないじゃん!」って真顔で言われました。

今になると、青春を感じさせる発言だなあ、と思うのです。いつも本当のことしか話してない、というゆるがない大前提の友達。いつも正直でまっすぐな視線を持った友達からそう言われた私は、その口癖はもう辞めようと強く思いました。

でも、大人同士だと、同じ「うそ言うはずないじゃん!」もコンテクストによっては違った意味合いになったりもします。

大人になるのって、どこからどこまでがうそでどこからどこまでが本当で、という曖昧なボーダーを時と場合によっていつも行き来していくことなのかな、なんて思ったりします。いつも本当でありたい、という気持ちを持ち続けながらも。

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----------photo by tim mossholder